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リサイクルワン マガジン

特集(2005年11月2日 Vol.110)

プラスチックの洗浄リサイクル

 廃プラスチック類のリサイクルについては、日々新しいリサイクル施設
がつくられ、新しいリサイクル技術が開発されていることに驚くことが多
くありますね。リサイクルワンの会員企業である水谷興業株式会社でも、
共同出資により新たな施設を立ち上げました。
 今回の特集では、この新たな廃プラスチック類のリサイクル施設につい
て、ご紹介しましょう。

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施設概要
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 愛知県丹羽郡大立町、名古屋市から北におよそ20km、国道41号線
沿いに、「ウィズ大達」の看板があります。
 ここでは、農業用塩化ビニルを初め、泥が付着した軟質系の廃プラスチ
ック類(以下、プラスチックフィルム類)を丁寧に洗浄して、再度原料と
して利用する「マテリアルリサイクル」向けの素材に加工をする中間処理
工場です。
 敷地面積およそ450平米、処理能力4トン/日のこの工場は、04年
の9月から稼動を開始しています。

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プラスチックリサイクルの現状
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 本来、単一素材で形成されているプラスチックは、マテリアルリサイク
ルに適した素材といえます。
 2003年時点で日本国内の廃プラスチック類の排出量は、約1千万t
あり、そのうち58%がリサイクルされています。そのうち、マテリアル
リサイクルされている割合は、排出量の16%でしかありません。(プラ
スチック処理促進協会HPより)
 これは、複数の樹脂を複合して製品化するケースや、汚れなどがあるこ
とから原料として使うことが出来ないことなどが原因となっています。

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処理困難物処理でビジネスチャンス
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 農業用ビニルハウスとして利用されているプラスチックフィルム類は、
塩化ビニルもしくはポリエチレンの単一素材で形成されているにも係らず、
リサイクルが難しいとされていました。
 その問題点としては、個々の農家から発生するため、回収が難しかった
ことや、使用する間に泥などが付着してしまうことがありました。
 平成11年以降、JAが中心となって一ヶ所に集約・保管するシステム
が構築され回収に関する仕組みづくりはなされましたが、地域によっては
リサイクル事業者が不在のため、せっかく集められた廃プラスチック類が、
 そのまま埋立処分されるケースがあります。
 水谷興業はこの状況を知り、せっかく回収された農業用のプラスチック
フィルム類を、リサイクルできないかと、新しい施設『ウィズ大達』の構
想を持って、JAに提案を行いました。
 そして、2004年9月に中間処理業の許可を取得して、破砕洗浄工場
を立ち上げました。
 現在、農業用ビニルハウスをはじめ、月間100トンにのぼるプラスチ
ックフィルム類をリサイクルしています。

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処理フロー
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 工場に持ち込まれたプラスチックフィルム類は、単一素材とはいっても、
様々な素材のものが混合しているケースがほとんどです。
 例えば農業用でいえば、ビニルハウスに利用される塩化ビニル、ポリエ
チレンに、ビニル紐のPPや肥料袋など、様々な樹脂が混合しています。

 ステップ1 まずは人海戦術で素材別に分別されます。
ステップ2 素材別に破砕洗浄装置に投入され、破砕をしながら水洗する
ことで、丁寧に泥を落とします。
ステップ3 きれいになったビニルは、圧縮機にかけることで水分を搾り
ステップ4 そのままベール状(1m角のサイコロ状)に梱包されます。
 選別(手作業、重機)⇒破砕・洗浄⇒圧縮(搾り)⇒梱包

 このような何段階もの工程を経て、ようやく泥の付いたプラスチック
フィルム類が、プラスチック樹脂原料となるための加工が終了します。

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何に生まれ変わるの?
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 プラスチック樹脂原料として加工された、それぞれのプラスチックフィ
ルム類は、マテリアルリサイクル施設に販売され、ペレットに加工された
後、リサイクル製品として生まれ変わります。
 現在、ウィズ大達で回収されたプラスチックフィルムも、様々な製品に
再生されており、塩化ビニル類については、雨合羽やゴム長などに加工さ
れているとのことです。

 ウィズ大達では、土の付着してしまった軟質系のプラスチックで、素材
が単一のものについて、廃棄物を募集しています。
 排出物を確認して、お見積もりしていますのでお気軽にご相談してみて
ください。

お問い合わせ: 水谷興業株式会社
メール   : mizutanikougyo@muh.biglobe.ne.jp



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