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| 特集(2004年2月3日 Vol.82) |
特集 「マテリアルリサイクルのパイオニアを目指す」 |
| 多くの事業所から発生する廃プラスチック類。リサイクルの優等生で、 みなさんのところでもリサイクルに回している方が多いのではないでしょ うか?(まだの方、ご連絡くださいね!!) ここ数年は、海外特に中国へ、原料として輸出されるケースが急増して います。そんな中、国内でのマテリアルリサイクルに取組む企業がありま 。リサイクルワン会員の石塚化学産業さんでは、材料メーカーとしての 目を持って、廃プラスチックのマテリアルリサイクルに取組んでいます。 石塚化学産業株式会社(以下、石塚化学産業)は1954年にプラスチ ックの再生メーカーとして石塚商店という名前で操業を開始し、日本で一 番古い再生メーカーと言われています。 その後時代の流れに乗って事業を拡大し、現在は (1)多様な樹脂の着色コンパウンドの生産事業 (2)中国・台湾に拠点を置いた商社事業 (3)廃プラスチックの再商品化事業 をもつ、『プラスチックの循環型企業』として活動しています。 ――――――――――――――――― 廃プラスチックを買い取って原料に! ――――――――――――――――― 埼玉県北川辺町と新潟県見附市に、廃プラスチック類の中間処理許可を 備えた工場を持ち、プラスチックのリサイクルに取組んでいます。 取扱品目は、PETと塩化ビニル類を除く各種のプラスチック。衣装ケ ースやジュースの通い箱などのプラスチックコンテナ、育苗箱、PPバン ドなどの梱包材や緩衝材、車のバンパーなど多種多様なものを原料として 回収しています。 回収された廃プラスチックは、まず丁寧に異物の除去が行われます。 次に粉砕工程を経て、洗浄・乾燥され、オーダーに応じた着色によりペレ ット化されます。粉砕が難しいフィルムやシート状などの長尺物について は、切断工程を取り入れることでリサイクルを可能にしています。 原料となる廃プラスチック類は、基本的に買い取りにより排出元から引 き取っていますが、特に季節品やキャンペーン製品などの余剰製品は、未 使用物なので高品質なペレットの原料となるため、高い値段がつけられる そうです。 ―――――――――――――― 樹脂包装材のリサイクルを提案 ―――――――――――――― 商社機能も持つ石塚化学産業では、加工前のバージン原料を取り扱って います。バージン原料の包装材は、通常は紙袋なのですが、石塚化学産業 では、白い樹脂包装材が利用されています。クラフト紙の包装材ではリサ イクルが難しく、焼却処理されてしまうことが大半です。これをプラスチ ックの包装材にすることで、使用済みのものは再び回収してリサイクルす ることが可能で、原料の購入先の負担を大幅に減らすことができるト同時 に『バージン原料の販売→再生ペレット製造→包装材メーカーへ』という 循環が実現しました。 ―――――――――――――― 拡大するマテリアルリサイクル ―――――――――――――― 新潟工場では、精米用のプラスチック箱を原料として仕入れ、リサイク ルを行っています。再生ペレットの生産量は米の収穫期には月間100t 程度になります。 関東工場では、廃プラスチック原料の受入れ量拡大に力を入れており、 現在は月間450tのペレット生産量の内、6〜7割が廃プラスチックを 原料としています。取扱量の拡大にあわせて設備投資も盛んに行われてい て、海外から新型の押出しの成形機が導入されました。 この成形機にはあらかじめ粉砕機能がついており、粉砕しながら成形を 行うことができます。メリットとしてはフィルム状ものが簡単にペレット 化できること、工程の簡略化・効率化はもちろん、粉砕時に発生する熱を 利用して、成形機の熱源とする省エネタイプになっています。 さまざまな側面からプラスチックのマテリアルリサイクルに取組む石塚 産業、中国への廃プラスチック原料の輸出が盛んに行われる昨今、原料の 収集には苦労話も多い様子。しかし、国内にある工場で再生できる点は、 自社の廃棄物がどこへ行くのか確認する義務がある排出企業にとっては、 貴重なリサイクル先となることは間違いありません。 これからもマテリアルリサイクルのパイオニアを目指し、廃プラスチッ クをリサイクル原料として最大の品質を確保し、付加価値を最大限に引き 出す努力が続けられます。 石塚化学産業のホームページはこちら → http://www.icskk.com/index-1.htm 今回の特集に関するご質問など、お気軽にお寄せください。 ≫リサイクルワンへのお問い合わせはこちら(担当:梅中) ≫廃棄物・リサイクルなど環境課題をかかえる方はこちらへ |
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